木造の賃貸住宅というと、安アパートなどを想像する方も多いでしょう。
たしかに築年数の古いアパートは木造が多いのですが、最近はイメージとは裏腹に、きれいで設備の整った物件も増えてきています。
そこで今回は、木造賃貸住宅の特徴やメリット・デメリットを解説します。
ぜひ賃貸住宅をお探しの方は参考にしてください。
契約する前に知っておきたい!木造賃貸住宅の特徴は?
従来、木造住宅=壊れやすいというイメージが一般的だった頃は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造の物件は「丈夫さ」がセールスポイントでした。
しかし、1981年と2000年の建築基準法改正によって木造住宅の耐震性能も高まり、十分地震に耐えられるようになります。
それまでは、丈夫さはアピールできるがコストのかかる、鉄筋コンクリート造が主流でした。
しかし木造の耐震性が確保されて以降は、躯体は費用がかからない木造にして、その分設備を充実させるという考え方が浸透してきたのです。
構造体よりも、オートロックや設備グレードで差別化されるようになりました。
ただし、生活音トラブルは依然として鉄筋コンクリート造などに比べると発生するため、隣を気にせず生活したい方は、木造以外の物件を選ぶといいでしょう。
木造賃貸住宅を契約するメリット・デメリットは?
木造住宅にはメリット・デメリットがそれぞれあります。
賃貸住宅の場合の大きい利点は、デッドスペースが少なく他の構造と比較すると家賃が安いという点です。
まず、鉄筋コンクリート造や鉄骨造の場合には、梁や柱が室内に現れてきて、その分居住スペースが狭くなってしまいます。
単身者用の部屋だとその影響は大きく、収納スペースなどが特に犠牲になるのです。
それに比べて木造の場合は、梁や柱が室内に飛び出てくることはあまりなく、またその性質上間取りのレパートリーが多くなります。
また建築費用が抑えられるため、家賃も低く設定できるのです。
家賃がリーズナブルなのは、大きなメリットでしょう。
では、デメリットはどのような点でしょうか。
大きくは「生活音が漏れやすい」「冷暖房が利きにくい」という二点です。
まず、木造は隣室との間の境界壁が薄いので、気をつけていても生活音が聞こえてしまいます。
もう一つは、木造は保温性が低いため、温度調節がしにくいという点です。
夏はすぐ暑くなって冷房が利きにくく、冬は外部の冷気が室内まで伝わって暖房器具をつけてもなかなか暖まらないのです。
このようにメリット・デメリットがはっきりとしているので、契約する前にそれぞれしっかりと理解しておきましょう。
まとめ
木造賃貸住宅を契約する前に知っておきたい特徴や、メリット・デメリットをご紹介しました。
間取りなど平面的な情報や、立地環境などだけで選んでは、契約後に後悔してしまうこともあります。
構造の特徴も把握して、物件を選ぶようにしましょう。
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