24時間換気を付帯した賃貸アパートが、近年、増加しています。
住宅性能をあげるために、24時間換気し続けるのが特徴の住宅設備です。
この記事では、24時間換気の役割や電気代、また、換気の音がうるさいからといって止めるとどうなるのか、についてご解説します。
アパートの24時間換気とは?電気代の心配は?
アパートの24時間換気とは、空気を循環させて室内と室外の排気と給気をする住宅設備です。
気密性や断熱性の高い住宅で、建材の化学物質により引き起こされるシックハウス症候群などの問題を防ぐために取り付けてあります。
室内に新鮮な空気を取り込むシステムになるので、花粉や黄砂、PM2.5などの対策にも有効ですよ。
24時間動かす機器なので、電気代が気になるかもしれませんが、家計に大きな影響を及ぼす金額にはならないようです。
機種にもよりますが、100~500円/月の電気代で、室内環境をより健康的に保てます。
消費電力20W、1kWhの電気代26円で、浴室の一般的な換気扇を24時間作動させた場合、1ヶ月の電気代は約374円です。
部屋の広さによって電気の使用量が変動するので、浴室を基準に電気代を試算してみてくださいね。
アパートの24時間換気がうるさいからと止めるとどうなる?
アパートの24時間換気の音が気になって、うるさいからと止めると、室内環境が悪化する可能性があります。
断熱性と気密性の高い住宅は、空気がよどみやすく、湿気もたまりやすいのが特徴です。
換気をしなければ室内の空気が循環しないため、よどんだ空気の中で日常生活を送ることとなり、シックハウス症候群にかかる危険性が高まります。
空気の循環は湿気も追い出してくれるので、24時間換気を止めてしまうと、カビの発生も懸念されるでしょう。
空気が回りにくいクローゼットや家具の裏側などは、特に注意が必要です。
もし音のうるささが気になるのであれば、以下の2点を試してみてくださいね。
・新機種に交換してもらう
・換気を分散させる
モーター音が静かだと換気扇の音はあまり気になりません。
寿命がきている古い型の換気扇であれば、新しいものと交換できないか交渉してみましょう。
また、いくつかある換気扇のすべてを動かして、各モーターの回転数を抑える方法も、音対策に有効的です。
まとめ
アパートの24時間換気とは、室内の空気を新鮮に保つために給気と排気をおこなうシステムです。
生活環境を健康的にする住宅設備なので、音がうるさいからと、スイッチを切ってしまわないようにしてくださいね!
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