賃貸アパートでの生活では、床にうっかり傷をつけてしまうケースがあります。
ついた傷の原状回復費の負担は、入居者と大家さんにどのように振り分けられるのでしょうか?
負担範囲と傷を防止する対策についてご紹介します。
賃貸アパートの床に傷がついた!入居者と大家さんの負担範囲は?
賃貸アパートにおける床の傷は、経年劣化や日常生活が起因であれば、入居者の負担にはなりません。
たとえば、クッションフロアや畳につきやすい家具の置き跡は、生活するうえで、家具を置く限りついてしまいます。
地震でモノが落下したときの床のへこみなども、不可抗力なので入居者の責任にはなりません。
入居者の責任になるのは、基本的に、故意や過失による内容だと覚えておきましょう。
掃除をさぼったことによる冷蔵庫の下のサビやカビ、飲み物などをこぼした床のシミなどは、修繕費用の支払いを請求される傾向です。
フローリングでもきちんと拭き取ってきれいにしないと、場所によっては目地などにカビの生える可能性があるので注意してくださいね。
賃貸アパートを借りると、退居時に部屋を元通りに戻す「原状回復」の責任を、契約の範囲内で結んでいます。
大家さんとの認識のズレや勘違いなどが生じないように、契約前にしっかりとチェックしましょう!
賃貸アパートの床に傷がついた!おすすめ防止対策
賃貸アパートの床に傷をつけにくくするための、おすすめ対策を3つご紹介します。
・家具の底面に保護材を取り付ける
・ラグやマットを敷く
・耐震グッズを使う
床の傷の多くは、日常的に頻繁に使用する家具によって、つけてしまう可能性が大きいです。
イスの脚にクッションとなる保護材を張ったり、カバーをつけたりし、摩擦を減らすようにしましょう。
キャスターの付いているような家具であれば、ラグやマットを敷くのがおすすめです。
毛足の短いラグなら、キャスターが引っかかりにくく、お手入れもしやすいですよ。
防災にもなる耐震グッズも効果的で、過失によるモノの落下を防いでくれます。
テレビなどのバランスをとりにくい家電の下に耐震マットを挟んでおけば、子どもと賑やかに遊んでぶつかった際に安心でしょう。
まとめ
賃貸アパートの床の傷は、故意や過失だと入居者の負担で原状回復を求められます。
契約前にしっかり確認して、どこまでが責任の範囲になるのか、チェックしておくのがおすすめですよ。
あくまでも借りているお部屋なので、丁寧に使う意識も大切なのかもしれませんね。
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