今回は、鉄骨鉄筋コンクリート構造の賃貸物件について解説します。
鉄筋鉄骨コンクリート構造の賃貸物件の耐震性能や防音性能はどんな感じなのか、鉄筋鉄骨コンクリート構造と鉄筋コンクリート構造の違いはどういうところなのか、それらについて個別に解説します。
鉄筋鉄骨コンクリート構造の賃貸物件の耐震性能はどう？
鉄筋鉄骨コンクリート構造の賃貸物件の耐震性能は、かなり優れています。
鉄筋鉄骨コンクリート構造は主要構造部を鉄骨と鉄筋およびコンクリートで構成しており、柱と梁には鉄骨の芯がしっかり入っています。
鉄筋だけでなく鉄骨の芯も入っているためとても頑丈で、大型マンションや高層ビルなど大規模な建物にもこの鉄筋鉄骨コンクリート構造が使われているほどに、その堅牢さに対する信頼感が厚いのです。
鉄筋鉄骨コンクリート構造の賃貸物件の防音性能はどう？
鉄筋鉄骨コンクリート構造の賃貸物件は、防音性能もなかなか優れているのがメリットです。
「鉄筋や鉄骨などの金属は音を反響させるのでは？」と思う人もいるかもしれませんが、鉄筋鉄骨コンクリート構造はその名のとおりコンクリートもたっぷり使っています。
鉄筋と鉄骨が完全に隠れるだけの大量のコンクリートを流し込んだ厚みのある壁は密度が非常に高く、その密度の高さが音をさえぎる役目を果たすというわけです。
鉄筋鉄骨コンクリート構造と鉄骨コンクリート構造の賃貸物件の違い
鉄筋鉄骨コンクリート構造の賃貸物件とよく混同されがちなのが、鉄筋コンクリート構造の賃貸物件です。
一見、名前も似ており、見た目の違いも素人にはよくわからないかもしれません。
しかし、鉄筋鉄骨コンクリート構造と鉄筋コンクリート構造とでは、よく名前を見比べてみればわかるように「鉄骨を使っているか使っていないか」という決定的な違いがあります。
鉄筋コンクリート構造はRC構造と略されますが、これは英語の「Reinforced Concrete」からきている言葉です。
そして鉄筋鉄骨コンクリート構造はSRC構造と略されますが、これは「Steel Reinforced Concrete」からきている言葉。
RCと比べると、「Steel＝鉄骨」が加えられている、ということですね。
つまり鉄筋コンクリート構造にさらに鉄骨をプラスしたのが鉄筋鉄骨コンクリート構造、ということです。
まとめ
今回は鉄筋鉄骨コンクリート構造の賃貸物件をテーマに、その耐震性能や防音性能、鉄筋コンクリート構造との違いなどを解説しました。
「丈夫で安心感があり、防音面でも優れた賃貸物件を探している」という人は、鉄筋鉄骨コンクリート構造の賃貸物件を選ぶと良いでしょう。
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