賃貸物件へ入居するにあたって、個人で駐車場に防犯カメラを設置したいと希望する方もいるでしょう。
この記事では、賃貸物件の駐車場へ防犯カメラを個人的に設置するには設置許可が必要か、また設置した場合に防げるトラブルの事例について紹介します。
賃貸物件の駐車場への防犯カメラ設置には設置許可が必要
賃貸物件の駐車場に防犯カメラを個人で取りつけたい場合、個人情報とプライバシーの2点に注意したうえで設置許可をとった方がよいでしょう。
まず個人情報保護法では、個人情報取扱事業者が個人情報を入手した場合は、本人に利用目的を通知・公表する義務があると規定されています。
個人情報：個人が特定できるレベルの鮮明な画像は個人情報とみなされる
個人情報取扱事業者：個人の検索が可能な5,000以上の個人情報を持ったことがある事業者
上の定義では個人は個人情報取扱事業者には当たらないため、個人による防犯カメラ設置は違法ではありませんが、動画は個人情報とみなされるため取扱いには注意が必要です。
また、防犯カメラによる撮影が他人のプライバシーを侵害しないよう、他の住人の駐車場や住居が映らないように気をつける必要があります。
さらには、個人情報とプライバシー侵害に気をつけても、撮影自体が契約違反だったり他の住人からクレームが入ったりなどの事態も考えられるため、事前に大家や管理会社に設置許可を取ることが重要です。
賃貸物件の駐車場への防犯カメラ設置で防げるトラブル
賃貸物件の駐車場への防犯カメラ設置は、設置許可がいるなど面倒なようにも思えますが、設置によりトラブルを防止できるメリットがあります。
たとえば車上荒らしのようなトラブルでは、賃貸物件の駐車場に止めていた車の窓を夜中に割られ、中に積んでいた荷物を盗まれるなどの被害が生じます。
窓ガラスが割れると修理代が発生するし、小さなガラスのかけらがなかなか取れないなど掃除も大変です。
加えて仰々しい警察の現場調査に煩わされ、自分は被害者なのに指紋を取られるのも面倒です。
こうしたトラブルに遭遇しないためには、駐車場に防犯カメラを設置してその旨を看板などで知らせるのが効果的で、トラブルに対する一定の抑止力が期待できます。
まとめ
賃貸物件の駐車場へ防犯カメラを設置するには、大家や管理会社に設置許可をとることが大切です。
防犯カメラの設置は面倒に思えますが、車上荒らしなどのトラブル防止も期待できるので、まずは管理会社に相談してみるようにしましょう。
私たち富士山大好き不動産株式会社では、昭和町の賃貸物件を多数取り揃えております。
部屋探しや住まいのことでお困りの方は、ぜひ当社までお問い合わせください！
